--- 前進あるのみ! ---

過去チャレンジ総集編&失敗談

「有機栽培」って難しい・・・、ましてや無農薬・無化学肥料!
我々は毎年が1年生、「なんじゃこりゃ〜???」なんて事もしばしば・・・。→→→何て言ってたら表彰されちゃった!


 有機栽培!と言うよりもむしろ農業はまず「土作り」からです。力のない土には何を作っても、どれだけ肥料をやっても、作物は育ってくれません。
 それから「苗半作」です。この言葉は農業用語だと思っていますが、間違ってたらスミマセン。この意味は、良い苗を作ればそれだけで半分は成功ということです。・・・実際はそう簡単にはいきませんがね。
 そして無農薬の醍醐味といえば何といっても「除草」!格闘を続けて早7年・・・。最近は開き直ってばかりもいられない状況になってきています。
 ここまでほぼクリアできれば「病害虫防除」はそれほど必要性のある問題ではなくなってきます。なぜなら、稲そのものが本来の力を存分に発揮して頑丈・健康になっているからです。
 我々はどうすれば稲が最高の能力を発揮してくれるか!?を追求し続けています。そのチャレンジが百姓の力の源なのです。

土作り・・・基本のキホン
マニアスプレッダーと言う機械で堆肥をまきます。当初は牛糞のみでしたが、今は頸城有機センターで作られた籾殻入り牛糞堆肥を使ってます。ほぼ全員がJAS認証の田んぼに入れてます。
スコップ作業は育苗用の床土を混ぜている風景です。今は肥料入りの床土を購入してますが、この頃は単品で乾燥おからや魚粉などを混ぜてました。しかし、所詮は素人仕事、肥料分が足らず苗に大きな影響が出ました。
苗半作・・・最初は非常に悩みました
少ない種で強い苗を作ろうと工夫しました。この時は苗箱1箱当たり60g。田植えで欠株の無いように縦スジを入れました。いいアイデアだと思ったのに、いざ種まきをしてもスジ状にならず、すぐに却下されやり直しました。
育苗のポイントはプール!ハウスが一般的ですが、太い強い苗に育ちます。写真のように枠で囲んでシートを敷き水を張る事で様々なメリットがあります。気温の低い年は心配ですが、稲の力を信じます。
除草・・・問題が多いだけ多種多様
田植え直後に米ヌカをまいています。1人が田植機を運転し、もう1人が米ヌカをばらまきます。今では米ヌカを粒状にしてまく事が多いです。米ヌカが発酵し、これから生えてくる雑草を抑制する効果とその後の肥料効果があります。・・・しかし抑草効果は失敗?成功?年々様々です。
田植え後田んぼ比較写真の右が普通の状態で、左は深水にした田んぼです。当初は入れすぎて稲にも影響が出てしまいました。こうする事でヒエが酸素と日光不足になり枯れやすくなります。
病害虫防除・・・自然の力はスゴイです
種を塩水に漬けて未熟種を取り除く作業です。普通は1.13の比重で行いますが無農薬では1.17まで濃くします。すると、病気にかかった種まで浮いてきます。わずか0.04の差ですが、最高で3割の種が浮いてしまい、もったいない気持ちになります・・・。
種を60℃のお湯に10分漬ける作業で「温湯消毒」と言います。最近は慣れてきましたが、かなり気を遣う作業です。種は死なず、病原菌だけ死ぬギリギリの温度です。しかも10分!もし茹で上がってしまったら・・・。芽が出るまではそればかりが心配で、眠れない事もありました。
ティラガモ・・・知る人ぞ知る!
14年度から導入した乗用?除草機ティラガモ!一度に8条も除草していく優れモノです。北海道のNH研究所で開発されました。これで除草が楽になるカモ!?・・・でも結構重いんです。今ではティラガモWなんて最新型があるとの情報も・・・。
風車?手裏剣?みたいなモノが株間を、コロコロ転がるローラーが条間を除草します。動力はありません。ただ田面について回る事で土を掻き乱し、生えかけた雑草を抜くもしくは埋め込みます。慣れないと少しずれただけで、逆に稲を消していってしまいます。
竹田前会長&西條会長 表彰台に立つ!
ついに?やっと?我々の取り組みが行政から評価されました。この度、平成16年度新潟県環境保全型農業推進コンクールにノミネートされ(知らないうちに・・・)、最優秀賞をいただきました。更に自動的に上に上がるという事で、北陸地域でも写真左のように表彰されました。ここまで来るとイケイケで舞台は全国へ・・・。全国ではさすがに上がいます。が、優秀賞(JA全中会長賞)を受賞しました。
そして引き続き、地元JAえちご上越より平成17年度団体部門での受賞(写真右)!チョット農協さん、遅いんじゃない?

 今、全国いや全世界的に環境保全が叫ばれています。現場においてもここ2〜3年で急速に生産に対する心構えに変化が産まれてきています。いずれにしても、我々は自らの信ずる道に向かって突き進むのみです!


そして・・・失敗談(過去?現在??未来???)

笑い・・・、我々の数々の失敗は、すでに開き直りの世界へ突入している。
「こんなはずでは」、「どうしよう」・・・なんて言葉は忘れてしまった。

苗作業
自作の床土で種まきまきまき。「やよい」初年度の大仕事!いざ始めたら・・・あれ?水が弾かれてるじゃありませんか!土作りにもチョットしたコツがいるのです。上が十分に水を吸った苗箱です。下苗箱の焦げ茶色の部分が水です。
完全な肥料切れでこれ以上成長できなくなりました。無化学肥料栽培で最も難しい・イタイ&解らないところです。こうなってしまったら、早く植えてしまうしかありません。
紙マルチ!!!
いきなりチャレンジした紙マルチ田植え。一見するとキレイ・・・、しかし!風速十数メートルの大風がドヒュー!植えたはずの苗が消えた!と思ったら、なんと紙がめくれてた!!・・・水を張りすぎて紙が浮いてしまいました。
この田んぼは最新の「農道ターン」。入り口・出口が無く、どこからでも作業機が出入りでき、メチャメチャ条件の良い田んぼです。田んぼに機械が埋まった!と言う話はよくありますが・・・農道に上がれなくて農道に突っ込んでいきました。この後、残ったところを自分で紙を敷きながら手植えしました。
初めてのティラガモ
遠くから見たらまるで水上スキー。機械の色は赤&重り代わりの漬け物石は白。気分はサンタクロース・・・恋人はサンタクロース♪スキー得意な西條が今年のトップスキーヤー&意気込んでLet's Go Skiing!
・・・がしかし!!「田植え終わったばっかで、もう江立てかえ〜」、「???」。スキーは前傾姿勢が基本!ティラガモの「板」でも前加重で乗ったら溝切り終了?・・・数日後草間が「西條さーん、これ後ろに足乗せたらバッチリっすよーっ!」。草間の後傾スキーがこんなところで役に立つとは・・・
キミたち何処に潜んでるの!?
ティラガモ使用後はキレイに除草したものの・・・一月も経たないうちにコナギだらけ。コイツらは一株残すと数万の種を作ります。ビッシリ生えたら種の数は天文学的数字になります。
稲刈り中のやよいの田。夕日に向かってそびえているのは俗称「オニビエ」。ホントに鬼のように生えました。これでも夏場にヒエ取りに入っているんですよ!

 今後も多々発生すると思われる失敗は、随時「あ〜、やっちまった!」の声と笑いと共に最新情報をお届けします。成功は99%の失敗と1%の努力で生まれるのだ・・・と信じています。


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